【もし『採用模試』があったら・・・S~Eで採用力ランクを判定】「Forbes CAREER」リリースをきっかけにして

こんにちは。
採用情報の赤ペン先生の佐野創太(@atsuhiko_kamiya)です。

Forbes JAPANから「Forbes CAREER」がローンチされました。
(編集長・後藤さん(@ryosuke8)
隠れた名企業やチームと出会う──「Forbes CAREER」ローンチのお知らせ

採用にブランディングの考え方が
本格的に入ってくるきっかけになるかもしれません。
採用企業にとっても、求職者にとっても良い流れになるはずです。

と、ここでよく採用・人事・経営者の方から聞かれることを思い出しまして。
「うちの会社って、採用レベルどれくらいですかね?」というものです。
ちょっとこの問いに対して「いまうちはこの辺りか」が
感覚的に分かる指標をざっくり書いてみます。

「採用ランクS企業」は、常に発信している

「ランク」という言葉はあまり好きではないのですが・・・
大学受験のお腹の痛くなる受験会場の空気や
模試が帰ってきた時の「E判定」の文字を思い出してしまうので。
赤字に見えるほどのインパクトでした(笑)。

・・・話を戻します。

「Forbes CAREER」のように
「採用にはブランディングが必要」という考え方を持っている状態を
便宜的にSランクとします。
(採用力があるというよりも最先端の考え方を持っているということを指します)

他にも採用にマーケティングやPR、広報の観点が
必要という考え方をしている企業もSランクと捉えて良いでしょう。

マーケティング・PR・広報を一緒にしてしまうことには抵抗感しかないですが
以下の考え方が根底に流れていることは共通点のはずです。

「自社に見合う候補者を集めるためには、
魅力的なコンテンツを作って、情報を発信する必要がある」

「情報発信が重要」という考え方を持っているので、
「採用には編集力が必要」という思想も含まれています。

「編集力」もざっくりですね(笑)。
魅力的なコンテンツとは何かを調べ、企画し、形にして、発信して、
届いた反応を見て、を繰り返す力くらいに捉えていただければと思います。

個人的にはこの「採用に編集力を」が大切・・・
採用情報の赤ペン先生としてポジショントークになるので控えます(笑)。

「採用ランクA企業」は、現場と経営陣を巻き込む

さらにざっくりしていきます。

「採用ランクA企業」が取り入れている考え方は
「採用は人事部、採用チームだけで行うものではない。
現場や経営陣と行うものである」というものです。

全社採用や自社採用、現場採用といった言葉で表現されることもあります。
こういった「採用ランクA企業」は
リクルーター制度を整備したり面接に現場社員を参加させたりします。
新卒採用ではインターンシップに経営陣を参加させる企業も増えました。

人事部、採用チームは母集団形成と応募者管理に徹底して、
面接などは全て現場に裁量を持たせている企業も存在します。
総合職採用ではなく、職種別採用を取り入れている企業と相性が良いですね。

社員紹介やリファーラル採用を導入する企業もあります。
紹介者に30万円が付与されるという制度を整備していたりも。

ちなみに「採用ランクA企業」では、採用担当者の方、人事の方の人選が重要になってきます。
現場を理解していること、経営陣に信頼されていることなどが必須ですね。

「採用ランクB企業」は、営業する

次に「採用ランクB企業」ですね。
これもまたざっくりいきましょう。

「採用とは営業である」という考え方を持っている企業を
「採用ランクB企業」としてみます。

「営業って何だよ」という疑問はごもっともですが、
振り上げた拳は一旦しまってください(笑)。

簡単にまとめてしまえば
「待っていても採用できない。こちらから候補者に会いに行く」という考え方で
採用活動を行っている企業ですね。

「採用ランクB企業」は、
例えばビジネスゲームや説明会に参加することを
採用活動の一環としています。

「採用ランクC企業」は、人材会社に好かれている

「C」っていう響きが悪いですね。
ぎりぎり合格ラインといいますか。

・・・話を戻します。

「採用ランクC企業」は人材会社と良い関係を築いて
採用活動を外部に任せています。
人材紹介会社から常に推薦者があって、
求人広告を出せば人が集まる状態を作れている企業です。

「採用は自社だけでするのではない。
パートーな企業とともに行うものだ」という考えを持っています。

「採用ランクD企業」は、人材会社を敵に回す

ただ、「採用ランクC企業」は容易に「採用ランクD企業」に落ちます。

ちなみに模試判定で「うわ、D出ちゃったよ~(笑)」と笑っていたら
友人に真顔で「DEADのDだから、それ」と言われたことは一生忘れません。

話をもDお・・・。

「採用ランクD企業」は「うちの採用がうまくいっていないのは、
人材会社が手を抜いている/レベルが低いからだ」と考えます。

「今どきそんな企業はないでしょ」と思うかもしれませんが、あります。
人材紹介の営業、求人広告の営業をしていた時に、何社も会いました。
肌感では3社に1社くらいで、とても多かったです。

「採用ランクE企業」は、愚痴る

ここまで来ると、基本的には私も話をするのが困難になってきます。
「採用ランクE企業」は「日本のビジネスパーソン/学生(若い奴ら)のレベルが落ちた」と考えます。

すべてお話いただいたことのある言葉です。
「会社を舐めてる奴が増えた」という言葉も。

「良い候補者も学生も実際にいますので、それは御社が・・・」と言ったら
確実にクレームになってしまうのでぐっとこらえてヒアリングする毎日でした。

ただ、こういった「採用ランクE企業」も単に人材に不信感を持っているというよりも、
「社員に裏切られた経験」が背景にあったりします。

例えばわざと社長を怒らせて「お前はクビだ」という言葉を言わせて、
それを録音したものを弁護士に持って行って、
慰謝料を請求するなどです。

実話です。
中小企業では大なり小なり、こういったことが起きています。

ちなみに私は大学受験の模試で「E判定」と親友(?)だったのですが、
賢い友人いわく「ErrorのEだから。判定不能ってこと」だそうです。

まとめ~「採用模試」のS~Eを一挙紹介します

最後にまとめとして置いておきます。
(これだけ読めば良かった)

◆「採用ランクS企業の採用思想」
「採用とはブランディング・マーケティング・PR・広報である」

◆「採用ランクA企業の採用思想」
「採用とは現場と経営陣の理解と協力、実働である」

◆「採用ランクB企業の採用思想」
「採用とは営業である」

◆「採用ランクC企業の採用思想」
「採用とは人材会社に任せるものである」

◆「採用ランクD企業の採用思想」
「採用できない理由は人材会社の怠慢である」

◆「採用ランクE企業の採用思想」
「採用できない理由は学生、転職希望者の質が落ちたからである」

実際は「母集団形成はSだけど、面接はEっぽいかも」というように、
一社の中でも採用活動の段階でランクが混ざることがあります。

また採用ランクS~Cに優劣はありません。
自社に効果的な採用思想を取り入れることになります。

例えば「よし、採用ランクSに行こう!」と考えても、
そもそも採用担当者は2人なんていうケースもあります。
その時は人材会社をうまく使った方が費用も時間も節約できるので
採用ランクCの思想を取り入れる方が良いです。

こんな風に、カスタマイズしてもらえれば幸いです。

編集後記~「採用ランクX」と「判定不能企業」~

そして最後に「採用ランクX」というものがあります。
その企業は「いやーうちに来る人なんていないっしょ(笑)」とあきらめている企業です。
(笑)があればまだ大丈夫なのですが、
「採用、ですか。えぇ、うちは無理です」という担当者の方もいらっしゃいます。

あとは「判定不能企業」も存在します。
「採用?雇う気なんかねーわ!」という企業です。
なぜアポが取れたのか今でも不思議です(笑)。
この社長さんとは音楽の話ができて楽しかったです(笑)。

さらにちなみに、採用力の最大の源泉は
事業内容であったり理念だったりになります。
会社の中で最も不変のものという基準ですね。
採用の仕方も何もかも、事業内容や理念によって変わります。

そのため、採用活動のすべての段階を仮にSランクにしたとしても、
事業内容や理念が惹きつけるものでなければ、
入社はしても早期離職が続く原因になります。

そう考えると、最大の採用活動は事業をいかに推進するか、
理念を求職者が入社する理由に思う言葉に翻訳するかになるかもですね。

以上、『採用模試』があったらという仮定を置いて
採用ランクをつけてみました。
何かの叩き台になりますように。

最後のちなみに、「うちの会社は何ランクだろう・・・」と
気になった方がいらっしゃれば、お声がけください。
この記事のようにざっくりとお伝えします(笑)。

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ABOUTこの記事をかいた人

◆ライティングパートナー、採用マーケッター(佐野創太):採用企業と求職者、経営者と社員、コンサルタントとクライアント、アーティストとファンの間の『誤解の解消』『本来の関係への回復』します ◆V系深読みライター(神谷敦彦):『ヴィジュアル系の深読み話』を書いています ◆#ともラク で共働きの書籍作りを実況中です