こんにちは。
ライティングパートナーの佐野創太(@atsuhiko_kamiya)です。
本日は新規事業担当者の方、新サービス・商品開発を作ろうとしている方向けの内容です。
いわゆるイントレプレナーや社内起業家と呼ばれるに方向けに
「社内の味方を増やす発信方法」をお伝えします。
反対から考えれば「敵を作らない発信方法」です。
音声動画で視聴する場合はこちらになります。
なぜ新しいサービス、商品を作ろうとすると
社内や同期からの反発を食らうのか。
私も新規事業担当者だった頃があるので、この誤解はとても悲しかった記憶があります、、、
目次
敵が増える原因は、あなたの高いやる気
「既得権益を破壊する」という目的であれば敵が増えるのは想像できますが、
そんな意図はないどころか良かれと思って新規事業、サービスを提案したら
思わぬ反発を受けたという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この理由は実はシンプルです。
新しいものは意図せずにこれまでのものを否定するからです。
例えば人材ビジネスで考えると分かりやすいです。
これまで社内で人の手を介して職業紹介をする人材紹介というサービスを持っていたとします。
そこに「WEBサービスにすることで、もっと求職者も求人も集められて、
大きな売上を生むことができる」と考えて提案します。
そうすると提案された側は「人手を介しているのは非効率だ」、「人件費がかかりすぎている」と捉えます。
つまり、今までの自分たちの頑張りを否定されたような気持ちになるのです。
こういった発信者と受信者との間で誤解が生まれるから
それに、最初はなかなか売上が立たないことも新規事業では珍しくありません。
そうなると既存事業からは「私たちが作った利益を無駄にしているのでは」、
「彼らのせいでボーナス下がるのでは」と敵意はどこまでも膨らみます。
絶対NGは「これまでにない画期的なサービスです!」プレゼン
では、新規事業や新サービス、新商品はどのように社内に発信、説明していったら良いのか。
これもシンプルです。
新しさをアピールすることをやめて、
これまでの事業、サービス、商品の良さを「再発明、再開発、再発見する」と説明することです。
例文はこうです。
「これまでの事業の良さは●●でした。もっと●●は広げられる可能性を持っていると思うんです。
そのため、新規事業を推進することで●●がより伝わる形を作りませんか?」
私もやってしまっていたのですが、、、
「これまでにないサービスです!弊社の歴史の中でも出せていない価値が出せます」と
新規性、独自性をアピールしてしまっていました。
もしアピールするなら社内との比較ではなく、市場にあるサービスや商品との比較をするべきです。
それに、「全く新しいサービス、商品」というものはありえません。
何かと何かの掛け合わせでしか新しものは作れません。
さらには、人は全く新しいものには恐怖を覚えます。
お化けが怖いのと同じです。
正体不明なものは拒否の対象になります。
新規性、独自性の発信から「再発明、再開発、再発見」の発信に切り替える。
そうすることで社内を意図せず否定して敵を作ることを防いで
味方を増やせるようになります。
「再発明、再開発、再発見する」ポジション、ぜひ取ってみてください。
ジョブズだって気を使っていた
iPhoneを生み出したスティーブ・ジョブズも「電話を再発明する」と宣言していました。
「全く新しい電話」でもなければ「人類初のデバイス」でもありません。
これまであったもののをさらに進化、アップデートさせるという宣言だったのです。
たとえ、中身はこれまでのものと全く違ったとしても、発信方法は「再発明」なのです。
イノベーションを体現したような方でしたが、
「新しいものは人は拒否する」という人の心を、とても大切にされていたのかもしれません。
もしくは、目的を達成するためには、敵も取り込む強かさがあったのか。
編集後記~最強のラーメン屋があった~
そういえば、以前行ったラーメン屋がまさに
再発明ポジションを取っていました。
その広告で具体例を今度書こうと思います。
街中に発信表現の参考は転がっていますね。
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