家庭と健康も失いたくないスタートアップ経営者の方へ

本日、スタートアップを経営している社長と
仕事の話を一切しない「90分ランチ」をしました。

何を話していたかというと、家庭と家事と健康と休息の4つです。
スタートアップ経営者とプライベートの話のみをする時間も珍しい。

(あとは脱線にしては長い私の好きな音楽の話を)

とはいえ、それだけならわざわざ文章にしようとは思わないですよね。ただの友だちトークですから。
でも、その経営者が「ようやく休めました」と帰り際にぽろっと話していたことが、印象に残っているんです。

こんな感じでした。ここではAさんとします。

●社員にも妻にも演じている部分があるんですよ

Aさん:
もう90分もしゃべってたんですね!
社員にはやっぱり演じている部分があるんですよね。弱気なことは絶対に言わないですし、先陣を切って進むことが社長の役割だと思っているので、守りに入ることはないんです。

佐野:
経営者の宿命でもありますよね。弱音を吐いていたら社員も不安になりますし。

Aさん:
そうなんですよね。
妻に対しても報いてやれているか不安になることがあるんです。もちろん、記念日に旅行に行くとかプレゼントはしています。でも旅行先でも仕事をしてしまったり、メールが気になってスマホを覗いてしまったり。

佐野:
仕事がプライベートを侵食していきますよね。

Aさん:
休みの日に動くことで競合に差を付けられると思っちゃうんですよ。でも、妻を旅行に連れて行ったりして一発ドカンとホームラン打とうとしてもダメなんですね(笑)。仕事ばかりして妻にかけている負担がチャラにできるわけじゃない。

佐野:
旅行もプラス1、皿洗いもプラス1。かけている時間やコストは違くても、同じプラス1なんですよね。

Aさん:
豪華な旅行してもプラス1なら、めっちゃコスパ悪いことしてましたね(笑)。日々少しずつ気にかけるとか、皿を洗うとかして妻に報いたいです。仕事はもちろん大切なんですけど、家庭も絶対に大事なんですよ。

佐野:
仕事と家庭を天秤にかけるんじゃなくて、「どう生きたいんだっけ?」と人生を上位に置くと良いかもですね。僕も考えないと、危ない・・・。

●「5分で寝付けているので健康ですよ」は赤信号

Aさん:
あと、3~4分で寝付けるのは良いことだと思っていたんですけど、気絶に近いことなんですね!寝付き良いのに金曜の午後くらいになると目眩がするのは、休めてなかったんですね(笑)。

佐野:
あ、それ本当ですよ!ハードワーカーに会う度に聞いてますよ。「寝付き良いですか?」って(笑)。

Aさん:
妻と一緒に早く寝て、早く起きて、健康的に寝付けるようにコミットします(笑)。

佐野:
ほら、すぐコミットするとか仕事モードになる!そこですよ(笑)。

Aさん:
あぁ、つい目標と行動計画を立てなくなってしまう。。。ぼーとっする時間も取りますね。余白ができた方がアイディアも浮かびますし。

私も家庭を崩壊させる家系に生まれました

この「プライベートのみ90分ランチ」はこれからもしっかり続けていこうと思いました。Aさんのように価値を感じてもらえたことはもちろんですし、私の問題意識とも一致しているんです。問題式を超えて、危機感ですね。

私も家庭を崩壊させる家系に生まれました。父は中小企業の社長を30年以上務めた結果、私と兄との交流は断絶状態です。父と性格が近く「お前は兄と違って強いな」と共感を得ていた私も、「もれまでありがとう。遺産はもらわず自分の力で生きてみます」の言葉を最後に交流はありません。

母には「もっと手を繋ぎたかった」と言わせてしまいました。母がやっとの思いで口にした時に、父は答える気持ちも技術も持ち合わせていなかったのです。チャンスはあったはずです。

ゆっくり時間をかけて、でも確実に仕事が家庭を蝕んでいく様子をずっと見ていました。

仕事も家庭も守りたいという方、一緒に取り組みましょう。1ヶ月に1回90分程度、仕事を離れて家族と自分の健康や暮らしについてだけ考える時間を作りましょう。

私も自分の家庭を壊さないか、心配なんですよね、常に。自分には離婚DNA、家庭崩壊DNAが流れていると分かっていますから。